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◆ configureの実行 ◆
configureの中で重要な事は、モジュールの設定とインストール先のディレクトリ指定です。基本的には、特殊な環境がでなければデフォルトのままで大丈夫です。
また、後からapacheのモジュールを追加する際にいちいち、apacheの停止・再コンパイを実施しなくても済むようにDSO(Dynamic Shared Object)のオプションを設定するといいでしょう。
先ほどapacheを解凍したディレトクリに”apache_1.3.22”ディレクトリ以下にconfigureがあります。
./configure
または、
./configure (オプション)
または、
./configure --enable-module=so ・・・ DSOに対応する
configure -- enable-module=soで実行した場合は、下記の状態となります。
[root@localhost apache_1.3.22]# ./configure --enable-module=so ・・・・1行で記述します
Configuring for Apache, Version 1.3.22
+ using installation path layout: Apache (config.layout)
Creating Makefile
Creating Configuration.apaci in src
Creating Makefile in src
+ configured for Linux platform
+ setting C compiler to gcc
+ setting C pre-processor to gcc -E
+ checking for system header files
+ adding selected modules
+ using system Expat
+ using -ldl for vendor DSO support
+ checking sizeof various data types
+ doing sanity check on compiler and options
Creating Makefile in src/support
Creating Makefile in src/regex
Creating Makefile in src/os/unix
Creating Makefile in src/ap
Creating Makefile in src/main
Creating Makefile in src/modules/standard
[root@localhost apache_1.3.22]#
configure実行時のオプションは
./configure -help
で、確認することが出来ます。
無事に、コンフィグの設定が完了し、make fileの書き換えが完了したら次は、バイナリファイルの生成であるmakeを実行します。
◆ makeの実行(バイナリファイルの生成) ◆
Apacheのソースコードをコンパイルする作業は、非常に簡単です。
ここからは、ルート権限で実行します。
pwd ・・・・・ @現在のディレクトリを確認します
su - ・・・・・ ルートで接続
passwd ・・・・ ルートパスワード入力
cd @ ・・・・・ 上記@で確認したディレクトリに移動
# make
と、入力すればバイナリファイルの生成を実行します。
画面上には、多くの文字が表示されますが問題ありません。
コンパイル中にエラーが発生した場合、コンパイルは中断されます。何事もエラーメッセージが表示されず終了したのであれば、コンパイル(バイナリ生成)が正常に終了したことを表します。
◆ インストールの実行 ◆
では、無事にバイナリファイルを生成することが出来たら、今度は、いよいよApacheのインストールを実行する事となります。
実行コマンドとしては、
# make install
画面上には、再度多くの文字が表示されます。最終的には、以下のメッセージが表示されればインストールは管理用です。
インストール完了ログを見る
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